工芸品:行田足袋
行田市は利根川と荒川に挟まれた肥沃な土地であり、かつては綿や藍の栽培が盛んで、それを原料に江戸時代中頃には足袋の生産が始まったといわれています。
行田市には、明治時代から昭和時代に建てられた、200戸とも言われる蔵が存在しおり、市の中心部には“足袋蔵”と呼ばれる足袋の商品倉庫を中心に、足袋工場や店蔵、住宅などが数多く残されています。
NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークは、行田がもっとも行田らしかった頃の近代化遺産を再評価し、ネットワークを形成することにより、"点在すること"を楽しめる、いきいきしたまちづくりを目指しています。
写真の行田足袋蔵ネットワーク「牧禎舎」は江戸~大正にかけて行田で盛んであった“藍染め”の体験が可能です。
行田を代表する観光地である「忍城」は関東七名城の一つとされ、天下を統一した豊臣秀吉が、唯一落とせなかった城だといわれています。
秀吉忠臣の石田三成らによる水攻めにも果敢に耐えたことから「浮き城」の別名が生まれたと伝えられています。
映画「のぼうの城」の舞台としても有名です。
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