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執筆者の写真明治大学中川ゼミ

行田足袋 ×藍染・ファー

更新日:2018年7月27日

埼玉県 行田市 

NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク

ー色合い、素材の変化で現代に合う足袋へー


近年、簡単に取り入れられる「和」として注目されている足袋。普段のファッションだけでなく浴衣と合わせるなど、個性的でお洒落に着こなすことができます。


行田市は利根川と荒川に挟まれた肥沃な土地であったことから、綿や藍の栽培が盛んでそれを原料に、江戸時代中頃には足袋の生産が始まりました。


言い伝えでは、その後領主が奨励したことで足袋作りが盛んになり、綿の育たない東北~北海道へと販路を広げていったといわれています。


明治時代になるとミシンが導入されて大量生産が始まり、西南戦争から第一次世界大戦にかけて、軍需品として生産量が急増していきます。


その後関東大震災により東京の足袋屋の多くが壊滅し、それを機に行田の足袋は東京進出を果たしました。


現在でも年間250万~300万足の生産量で、全国トップシェアを誇っています。




履き心地を左右する1番のポイントは、爪先部分の「褄縫い(つまぬい)」の工程です。

うまくふっくらと仕上げることが重要で、熟練の職人の技術が求められます。


素材には主に綿を使用することで、通気性を良くし蒸れにくいようになっています。



左の足袋は、「藍染め足袋デザインコンテスト」で1位を獲得したデザインのもの。


あらかじめ藍染を施した足袋生地に型を当て、型に沿って抜染剤を塗っていきます。抜染剤を水でよくすすぐと色が抜け模様となります。


右のヒョウ柄ファー付き足袋はNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークのメンバーが企画し、「足袋とくらしの博物館」の職人さんが作ったものです。


伝統的な白足袋はもちろんのこと、伸縮性のある素材の使用や、色足袋もさまざまに展開するなど、現代に合わせた足袋づくりも行っています。



ーコーディネートポイントー

左:ヒョウ柄ポイント足袋やメッシュインナーのクール女子仕上げ。TシャツとサンダルでスポーツMIXにすれば、難なく原宿コーデの完成!


右:藍染の足袋とスカートの赤のコントラストが新しい、レトロコーディネート。女の子らしいコーデにあえてスポーツサンダルを合わせるバランス感も◎。


【衣装詳細】

・行田足袋

ヒョウ柄ファー付き足袋/NPO法人行田足袋蔵ネットワーク

メッシュトップス、Tシャツ、スカート/WEGO TOKYO 原宿店

その他/モデル私物


・行田足袋

藍染柄足袋/NPO法人行田足袋蔵ネットワーク

その他/モデル私物


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NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク http://www.tabigura.net/

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